第4Qで逆転!富士通 創部30年目で初出場日本一

[ 2015年1月4日 05:30 ]

<富士通・関学大>MVPのゴードン(29)ら富士通の選手たち

アメリカンフットボール 日本選手権ライスボウル 富士通33―24関学大

(1月3日 東京ドーム)
アメリカンフットボールの日本選手権ライスボウルは3日、東京ドームで行われ、創部30年で初出場した社会人代表の富士通が、単独最多10度目の出場となった学生代表の関学大を33―24で下し日本一に輝いた。富士通は1点をリードされた第4クオーターにRBゴードンのTDランで逆転しそのまま振り切った。ライスボウルが84年に社会人と学生の王者同士で争う日本選手権となってからは32度目で両者の対戦成績は社会人の20勝12敗となった。

 創部30年目で富士通が初めて日本一に輝いた。躍進の原動力だったエースQBキャメロンが負傷欠場。相手はスペシャルプレー連発で何を仕掛けてくるか分からない。第3Q終盤に逆転されるピンチもあった。藤田ヘッドコーチは「関学大はいいチーム。最後までびくびくでした。うちの選手たちがよく対応してくれた」と振り返った。現役時代は京大QBとして活躍。卒業後は母校のコーチとして関学大の研究に明け暮れた時期もあるだけに実感がこもった。互いに奪ったTDは3本ずつ。4本のFGを決めたキッカー西村は「自分のやることをやっただけ。みんながしっかり仕事をしたおかげ」と笑った。

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2015年1月4日のニュース