東福岡9大会連続8強 九州王者の佐賀工寄せつけず

[ 2015年1月3日 05:30 ]

<東福岡・佐賀工>後半9分、東福岡・高野恭がトライ

第94回全国高校ラグビー 東福岡58―10佐賀工

(1月1日 東大阪市・花園ラグビー場)
 3回戦8試合を行い、Aシードの東福岡(福岡)は佐賀工(佐賀)との九州勢対決を58―10で制し、9大会連続の準々決勝進出を決めた。また、同じくAシードの東海大仰星(大阪第2)は明和県央(群馬)に55―0で完封勝ち。関東勢では国学院久我山(東京第1)が17―15で大阪桐蔭(大阪第3)に競り勝ったが、慶応(神奈川)は御所実(奈良)に14―19で敗れた。準々決勝は3日に、東福岡―東海大仰星など4試合が行われる。

 春の選抜大会、夏の7人制大会に続く日本一へ、東福岡がまた一歩前進した。藤田監督は「相手は九州王者。リスペクトして挑戦した」と話しながらも、計10トライで全く寄せつけなかった。

 指揮官のプランは「前半にセーフティーリードを保ち、後半勝負」。狙い通りに15分で3トライを挙げたものの、ここから苦しんだ。FW陣が相手の力に押され、思うように運べない。26分にはモールで押し込まれ、トライを許して折り返した。それでも後半は細かいパスを多用すると、佐賀工の防御ラインを面白いように崩した。同9分にはハーフライン付近からFB高野恭が独走トライし、勝利を決定付けた。

 準々決勝の相手は昨季覇者の東海大仰星。事実上の決勝との声も聞かれる大一番へ、高野恭は「着実に進んでいる。あと3試合、大事に戦いたい」と闘志を燃やした。

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2015年1月3日のニュース