室田 逆転で今季初優勝!「勇気出して」愛娘のメールを力に

[ 2014年11月9日 05:30 ]

古森重隆大会会長(左)から優勝カップを渡される室田淳

男子ゴルフシニアツアー富士フイルム・シニア選手権最終日

(11月8日 千葉県木更津市 ザ・カントリークラブ・ジャパン=6947ヤード、パー72)
 首位に1打差で出た昨年の賞金王・室田淳(59=サメジマコーポレーション)がノーボギーの65で回り、通算14アンダーの202で今季シニアツアー初優勝。賞金ランクで首位に立った。2位は3打差でブーンチュ・ルアンキット(58=タイ)。4打差の田村尚之(50=ダイクレ)が3位に入った。賞金ランク首位だった倉本昌弘(59=フリー)は通算4オーバーで42位に終わった。

 室田は開口一番「よく優勝できたね」と漏らした。17番のチップインバーディーなど、この日は「特に運があった」と振り返る。朝に中学2年の三女・三奈さん(13)から「勇気を出して頑張ってね」とメールが届いた。めったに来ないという激励のメッセージに「それが運を運んで勇気づけてくれた」と打ち明けた。

 優勝賞金1400万円を加えた今季獲得額は約3600万円となり、最終戦のいわさき白露シニア(28日開幕、鹿児島)を残し賞金ランク首位に浮上した。ランク2位の倉本に約870万円差、3位の尾崎直に約1150万円差をつけ、室田は最終戦で単独3位以内なら賞金王の座を勝ち取る。「そういうことは気にしない。自分の力を出し切るだけ。結果を考えてはゴルフはできない」と平静を装ったが「自信がぐんぐん体によみがえってきた。体調を整えて頑張りたい」とも発言。2年連続4度目のタイトルに意欲を見せた。

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2014年11月9日のニュース