羽生、車イスで帰国…出迎えたファンに会釈、国内で精密検査へ

車イスに乗りマスク姿で成田空港に到着した羽生

　８日のフィギュアスケートＧＰシリーズ第３戦・中国杯（上海）の男子フリーで、演技前の６分間練習で頭とあごを負傷しながら強行出場して２位に入った羽生結弦（１９＝ＡＮＡ）が９日、成田空港に帰国。車イスに乗って、出迎えたファンに会釈した。

　本来なら同日のエキシビジョンに出演するはずだったが、日本で精密検査を受けるため急きょ予定を変更した。

　羽生は中国の閻涵（エン・カン＝１８）と練習中に正面衝突。頭とあごから流血し、足元もおぼつかない状態だったが、止血後に演技。ジャンプで５度の転倒があったものの、「オペラ座の怪人」の４分３０秒を演じきった。