【仁川からの風】アジア大会 メダルどこ向く?

[ 2014年10月2日 07:55 ]

 「ああ、また“縦”だ」。体操会場で表彰式を正面から撮影していたカメラマンたちからため息がもれた。選手に贈られたメダルの見え方のことだ。

 今回のメダルはひもを通す穴が幅広く開いているためか、それとも重心やひも自体のせいなのか。選手の首にかけたとき、デザインが描かれた表面が見えずに縦になってしまうことが多い気がする。選手が気づかないと、セレモニーの間、メダルは縦のままが続く。

 メダルは開催都市の特色を出しやすい。今回も港町で国際拠点空港も抱える仁川らしさをデザインしている。長野冬季五輪では、漆のメダルが話題になった。2020年東京五輪ではどんなメダルが選手の胸で輝くのか。せっかくの晴れ舞台。すっと表面が見えるメダルであってほしい。(小松雄介)

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2014年10月2日のニュース