相撲協会 まげ規定「故意に」を削除 実態に合わせ改定

[ 2014年10月2日 20:26 ]

 日本相撲協会は2日の理事会で、まげをつかむ反則を規定した審判規則の「頭髪を故意につかむこと」の項から「故意に」の文言を削除することを決めた。11月の大相撲九州場所から適用する。

 伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「故意につかむ人はいないので、その言葉は必要ない」と理由を説明した。わざと引っ張る例が見受けられないため、実態に合わせた形だ。

 まげつかみに関しては、引っ張っているかどうか判別がつきにくいケースがあり、審判部は規則のさらなる改定を協議する。つかんでいるかどうかの判断が困難な場合は、取り直しにする案もある。

 まげをつかんで反則負けとなった取組は3年前から急増している。9月の秋場所では嘉風のまげを引っ張った日馬富士が、横綱として初の2度目の反則負けを喫した。

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2014年10月2日のニュース