白鵬初黒星でイラッ 苦手・豪栄道にあっさり3連敗

[ 2014年9月27日 05:30 ]

豪栄道に寄り切りで破れ1敗となった白鵬

大相撲秋場所13日目

(9月26日 両国国技館)
 全勝の白鵬が豪栄道に土をつけられた。立ち合いで左四つに組んだものの、豪栄道の強引な寄りに何もできずに土俵を割った。これで豪栄道には3連敗。珍しく支度部屋では背中を向けて報道陣を寄せ付けなかった。地下駐車場へ向かう通路では前を行くカメラマンに「早う歩け!」と声を荒らげる場面も。それだけ豪栄道に力負けしたことが悔しかったのだろう。

 取組を見守った北の湖理事長(元横綱)は「白鵬があんな簡単に土俵を割るなんて珍しい。ここまでの相撲とはえらい違い。びっくりだよね」と驚きの声を上げた。これで14日目は1敗で並んだ逸ノ城と直接対決。場所前の8日には時津風部屋に出稽古して13番取って全く相手にしなかった。しかし、稽古場と本土俵は違う。逸ノ城は出稽古で圧倒された鶴竜を倒した。100年ぶりの新入幕優勝へ突き進む新星に、横綱のプライドに懸けて負けられない。

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2014年9月27日のニュース