照ノ富士 千代鳳との次世代対決に寄り切って3連勝!

[ 2014年7月16日 05:30 ]

千代鳳に寄り切りで勝つ照ノ富士(右)

大相撲名古屋場所3日目

(7月15日 愛知県体育館)
 次世代対決は照ノ富士に軍配が上がった。幕内3場所目の照ノ富士が同じ平成生まれで1歳年下の千代鳳を破った。立ち合いで右下手を引いたものの、なかなか左上手が取れない。それでも千代鳳の体を起こしながら左上手を取ると、投げを打ちながら前に出て寄り切った。

 豪快な相撲で幕内で自身初の初日から3連勝。「立ち合いは良くない。思い切り当たれていない」と不満顔。前日の栃乃若戦も上手を引いて動きが止まったところで強引に投げを打った。取組後には師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)に「動きながら投げを打つんだ。二度と投げにいくな」と攻めの遅さを怒鳴られたという。

 この日は投げを打ちながら勝ったものの「投げたから、親方に怒られる。親方は怒ると鬼みたいに怖いからなあ。普段は優しいのに」と意気消沈していたが、土俵下で見ていた伊勢ケ浜親方からは「きょうはギリギリ。止まる前に投げたから」と合格点をもらった。

 平幕の全勝は照ノ富士、妙義龍、高安、千代丸の4人のみ。話題を集めていた遠藤や大砂嵐に負けじと照ノ富士も旋風を巻き起こす。

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2014年7月16日のニュース