IOC会長、東京五輪会場見直しを支持「いつでも議論に応じる」

[ 2014年7月9日 22:32 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は9日、スイスのローザンヌで理事会終了後に記者会見し、2020年東京五輪の会場計画見直しについて「選手にとって質の高い会場が保証された上で、より持続可能な解決策があればわれわれはいつでも議論に応じる」と支持する考えを示した。

 会場計画では自然保護の観点からカヌー・スラローム会場を葛西臨海公園の隣接地に変更する案などが挙がっている。同会長は「IOC調整委員会や国際競技連盟との折衝も必要」と説明した。

 理事会では準備の遅れが懸念されている16年リオデジャネイロ五輪の報告もあった。バッハ会長は「素晴らしい活力で準備が進んでいる」と述べ、運営がほぼ順調なサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の効果を強調。10日にブラジルを訪れ、ルセフ大統領と会談して準備の進展状況を話し合うことを明らかにした。(共同)

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2014年7月9日のニュース