自転車総監督の松本氏 解任は契約違反、と主張

[ 2014年6月11日 20:24 ]

 日本自転車競技連盟に日本代表総監督の解任を決議された松本整氏の代理人が11日、東京地裁で記者会見し、解任は契約違反で不当であると、あらためて主張した。小松正和弁護士は「契約には2016年リオデジャネイロ五輪までは解任できないという条項が入っている」と述べた。

 松本氏は「契約を盾に総監督の地位にしがみつく気持ちはありません」とした上で「契約を無視した違法なやり方を強行してきたことに屈することは、スポーツの世界に重大な悪影響を生じさせると考え、あらゆる法的措置を講じて、連盟と戦っている」とのコメントも発表した。

 この日は松本氏側が連盟に解任権がないことの確認を求めた仮処分申し立ての初審尋が同地裁であり、松本氏側は連盟に解任通知の撤回を求めた。30日の第2回審尋では連盟に、解任理由の詳細な説明が求められる。

続きを表示

2014年6月11日のニュース