みなみ 憧れの藍と感激初対面「オーラがあった」

[ 2014年5月6日 05:30 ]

<サロンパスワールドレディス練習日>宮里藍(左)と握手する勝みなみはあわててパターを落とす

 あの藍ちゃんに会っちゃった!国内メジャー初戦のワールド・レディース・サロンパスカップは8日、茨城GC西Cで開幕する。先月のKKT杯バンテリン・レディースをツアー史上最年少の15歳293日で制したアマチュアの勝みなみ(鹿児島高1年)は5日、練習ラウンドを回ってコースの感触を確かめた。スタート前には「憧れの人」と公言する宮里藍(28=サントリー)から激励を受けて感激するなど充実の練習日となった。

 午前8時ごろ、練習グリーンでパットの調整をしていた勝の元に憧れの人が近づいてきた。宮里藍だ。そして「優勝おめでとうございます。今週も頑張ろうね」と右手を差し出されると、持っていたパターを落としたことにも気付かず、「初めまして勝みなみです。ありがとうございます」と両手でがっしり握手。初対面の感想を問われると「めっちゃキレイでした。オーラがあった。テレビで見るよりかっこいい!」と目を輝かせた。

 宮里は勝の印象について「日本から10代の有望選手が出てきたのでワクワクした。芯の強そうな子だと思った」と語った。それを伝え聞くと「芯って体幹のことですか?」とかわいい勘違いをしたが、報道陣から指摘されると「うれしいです」と照れ笑いを浮かべた。

 アマが大活躍した前週のサイバーエージェント・レディースではカットラインに1打及ばず予選落ちした。ナショナルチームの同僚の森田遥や堀琴音が健闘したこともあり「優勝しても次の試合で予選落ちしたので、悔しい思いをした」。2位でローアマを獲得した森田は今週も出場予定だけに雪辱のチャンスでもある。「1Wはいいですし、あとはアイアンとアプローチだけ」と主役を演じる準備は整いつつある。この日は18ホールの練習ラウンドを終えると、ショット練習場で黙々とクラブを振り続けた。

 会場の茨城GCは、10年の全国小学生大会で3位に入った縁起のいい場所でもある。当時、小学6年だった勝は高校1年になり、プロツアーで優勝も経験した。一回りも二回りも大きくなった15歳は「公式戦の意識はそんなにない。楽しみたいと思っている」と気負いはない。自分と同じようにアマで優勝している宮里の前で実力を出し切り、再びアマ旋風を起こす。

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