ショブホワが薬物違反で2年間資格停止 ラドクリフ「ようやく露見」

[ 2014年4月29日 22:45 ]

 女子マラソンで世界歴代2位の記録を持つロシアのリリア・ショブホワが、ドーピング違反のため同国陸連から2年間の資格停止処分を受けたことが29日、分かった。AP通信によると2009年10月9日以降の記録は抹消され、資格停止は過去にさかのぼって適用されるため来年1月までとなる。ショブホワは処分の取り消しを求めて申し立てできる。

 36歳のショブホワは3連覇を果たした11年シカゴ・マラソンで世界歴代2位の2時間18分20秒をマークし、10年ロンドン・マラソンでも優勝した。12年ロンドン五輪は途中棄権した。

 国際陸連の関係者は血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」検査で、酸素を運ぶヘモグロビンの異常値を示したことを明らかにした。2時間15分25秒の世界記録を持つポーラ・ラドクリフ(英国)は報道を受け、短文投稿サイトのツイッターで「ショブホワの薬物不正使用がようやく露見した」とつぶやいた。(共同)

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2014年4月29日のニュース