錦織３回戦進出　第２セット一気に「ちょっと自信が出てきた」

男子シングルス２回戦で強烈なリターンをする錦織

　米フロリダ州マイアミで２１日に行われたテニスのソニー・オープンで、男子シングルス世界ランキング２１位の錦織圭（日清食品）が初戦の２回戦で同７２位のマリンコ・マトセビッチ（オーストラリア）を６―４、６―１で下して３回戦に進んだ。第２０シードの錦織は、第１セットはサーブに安定性を欠いてやや苦しんだが、第２セットは本来のプレーで圧倒した。

　錦織が１月の全豪オープン１回戦でフルセットの末に退けた格下マトセビッチに力の差を見せつけた。第１セットはサーブの精度に苦しんで２つのブレークを許したが、６―４でこのセットを奪うと「ちょっと自信が出てきた」と一気にギアを上げた。サーブが安定。ショットも鋭さと精度が増す。第２セットの第３ゲーム以降は３連続ブレーク。「調子自体は悪くない。もう少しフリーポイントが増えてくれば楽に試合を進められると思う」と力を込めた。