真央 閉会式で笑顔「終わって寂しい」 高橋は選手席で踊り出す

[ 2014年2月24日 06:17 ]

閉会式に参加した浅田真央。左は村上佳菜子、、右は町田樹

 ソチ五輪閉会式が23日夜(日本時間24日未明)、ロシア南部ソチのフィシュト五輪スタジアムで行われ、17日間燃え続けた聖火が消され、熱戦の幕が閉じた。

 閉会式で旗手を務めたカーリングの小笠原歩(35)はしっかりと日の丸を掲げ、選手たちはリラックスした表情でフィナーレの式典を楽しんだ。浅田真央(23)は仲間との記念撮影で跳びはね、はしゃいだ様子だった。

 「もっともっと試合がしたかったなというのが正直な思い」。閉会式に合わせて発表されたコメントでこう語った小笠原は、笑顔を浮かべながらも、高く掲げた日の丸を名残惜しそうに何度も眺めた。

 右手に日本とロシアの小旗を持った浅田は、「最後は自分の中で最高の演技ができた」との言葉どおり、充実した表情。高橋大輔(27)がカメラを向けると、町田樹(23)らと一緒にジャンプした。式を終えると「(五輪が)終わってしまって寂しい気持ちがある。世界中が一つになったと思った」とコメントした。

 高橋は五輪への思いを「最高に楽しいですが、最高にきつい場所だとも思います。アスリートにとって一番やりがいを感じる場所なんじゃないか」とコメント。町田は「まだまだ僕は未熟で、学んでいかなければならないと痛感させられた」とした。

 「たくさんの方々の応援に何回も背中を押され、助けてもらいました」と感謝を記した金メダリストの羽生結弦(19)は、全てを出し切った様子で脱力した表情。

 スピードスケートの田畑真紀(39)やアイスホッケー女子のメンバーらは、眼前で華やかに繰り広げられるバレエやサーカスに見入った。目がくりくりとした巨大なクマも登場し、おとぎ話のような世界が見る人を楽しませた。

 やがて会場全体が巨大なダンスフロアに。高橋は選手席で踊りだし、他の選手らとともに階段を下りた。周りを埋め尽くした各国の選手団と交じり合い、リズムに身をゆだねた。

 ▼村上佳菜子 (指導する山田満知子)先生に喜んでもらえる演技はできていないけど、一緒に来ることができて先生もうれしいと言っていた。

 ▼鈴木明子 (閉会式は)知っているクラシックの曲が多くて楽しかった。

 ▼高橋大輔 (閉会式は)すごく面白かった。結果的には、いい大会だったと思う。

 ▼町田樹 (閉会式は)ロシアのクラシック音楽や最新のテクノロジーが面白かった。(大会で)たくさんのことを学べた。

 ▼竹内 五輪が終わるのは寂しいなと思った。4回目の出場であらためて五輪っていいなと感じた。金メダルが欲しかったという悔しさは残った。(共同)

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