上村愛子また4位 5度目五輪も悲願メダル届かず

[ 2014年2月9日 04:23 ]

女子モーグル決勝1回目 斜面を滑走する上村愛子

 ソチ五輪第2日(8日)、フリースタイルスキー女子モーグルの決勝が行われ、上村愛子(34=北野建設)は決勝3回目で20・66点で4位に終わり、5度目の五輪でも悲願のメダルには届かなかった。

 ジュスティーヌ・デュフールラポワント(カナダ)が22・44点で優勝し、2位のクロエ・デュフールラポワント(カナダ)と姉妹で金銀を独占。3位はハナ・カーニー(米国)だった。

 上村は決勝1回目、スタート直後にバランスを崩しかけるアクシデントがあったが、第1エアでヘリコプター、第2エアでバックフリップを決めて20・43点の9位で2回目に進出。上位12人による決勝2回目でも攻めの滑りでヘリコプター、アイアンクロス・バックフリップのエアもきっちり決め、21・15点をマークして6位で3回目に駒を進めた。

 6人による決勝3回目では1番目に登場し、スピードに乗った滑りでヘリコプター、バックフリップのエアも確実に決め、30秒46の好タイムを記録。大きなガッツポーズでゴールしたが、得点は20・66点と伸びなかった。

 初出場した98年長野五輪から7位、6位、5位、4位と一歩ずつ順位を上げてきた上村。5度目の大舞台で表彰台を目指したが、またもあと一歩届かなかった。

 同日の予選2回目で5位に入り、決勝に進出していた村田愛里咲(23=行学学園教)は直前の公式練習で転倒して負傷し、無念の棄権となった。

 ▽フリースタイルスキー・モーグルのソチ五輪大会方式 6日の予選1回目に全30人が出場し、まずは上位10人が決勝に進出。残りの20人が8日の予選2回目に回り、上位10人が同日の決勝に駒を進める。20人が滑る決勝1回目で12人に、2回目で6人に絞り込み、3回目でメダルを争う。

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