羽生「肺慣らし」 珍しマスク姿で頂点へ再始動

[ 2014年2月9日 05:30 ]

マスク姿で練習を行う羽生

ソチ五輪 フィギュアスケート

 羽生が珍しい姿で体を動かした。8日午前の公式練習で、マスクをつけたまま約20分滑走。7日がオフだったこともあり「肺を慣らすため。1回オフになっているし、体力も落ちている。また起こすという感覚でやっています」と説明。オフ明けに心肺に負荷をかけることは、現在の練習拠点のカナダでも行っているルーティンだ。

 6日の団体男子SPでは自己2番目のハイスコアとなる、97.98点をマークした。世界選手権3連覇のチャン(カナダ)、06年トリノ五輪金メダルのプルシェンコ(ロシア)を抑えてトップ。「団体は凄く楽しかった。いい演技ができてうれしく思っています。他の選手が一生懸命やってくれる。僕はそれを一生懸命応援したい」と話した。

 オフはマッサージを受け、鍋を食べるなどリラックスして過ごした。「ゆっくり過ごせたし、凄く充実したオフだった。疲れもだいぶ取れたし、徐々に計画的にやっていかないと」。黄金のポテンシャルを秘めた19歳が、13日の個人戦男子SPに向けて、再び走り始めた。

続きを表示

2014年2月9日のニュース