鶴竜 春場所「13勝以上の優勝」で横綱に推挙

[ 2014年1月28日 05:30 ]

 横綱審議委員会の会合が東京・両国国技館で行われ、初場所で14勝を挙げて白鵬との優勝決定戦まで持ち込んだ大関・鶴竜(28=井筒部屋)について、春場所は「13勝以上の優勝」で横綱に推挙することを確認した。

 会合後に会見した内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は「快進撃だった。白鵬を倒して踏ん張った。場所を盛り上げてくれた」と評価。北の湖理事長(元横綱)は千秋楽の取組後に「14勝1敗での決定戦は大きい。13勝2敗の優勝ならば」と綱獲りの条件を示したが、内山委員長の考えも一致していた。「優勝しなければ審判部も横綱にするという話を上げてこないと思う。13勝以上の優勝が条件でしょう。14勝でも優勝しないと」と明言した。

 守屋秀繁委員(千葉大名誉教授)は「綱獲りではあるが、前の場所(昨年九州)までの印象がよくない」と前置きした上で「優勝してから判断したいということだった。高いレベルでの優勝が必要」と説明。12勝以下では優勝でも昇進は厳しいとの見解を示した。

続きを表示

2014年1月28日のニュース