“文武両道”浦和 悲願の全国初勝利ならず…光泉に12―22で敗戦

[ 2013年12月28日 13:52 ]

<光泉・浦和>前半30分、右中間にトライを決める浦和・室田

 第93回全国高校ラグビー大会1回戦が28日、東大阪市の花園ラグビー場で行われ、54年ぶり2度目出場の浦和(埼玉)は22―12で3年連続5度目の光泉(滋賀)に敗れ、悲願の全国初勝利はならなかった。

 全国屈指の進学校として注目を浴びた同校。初出場時の1959年度は大会が花園ではなく兵庫県の西宮球技場で開催されたため、“聖地”花園の土を踏んだのは今回が初めてとなった。

 FW平均体重で10キロ上回る光泉を相手に、互角に試合を進めた浦和だったが前半17分に先制トライを献上。0―5とリードを許したが、終了間際にゴール前、右サイドのモールからSO室田が抜け出し、巧みなステップでディフェンスをかわして同点トライ。5―5で前半を折り返した。

 後半は光泉が攻め込む場面が続き、2分にPGで勝ち越しを許すと12、18分に立て続けにトライを決められ、5―22と17点差に。しかし20分過ぎから主導権を取り戻すと24分にはラックからSH、SOとつなぎ、最後はWTB白石が中央にトライ。ゴールも決まって12―22と追い上げたが、その後は光泉がしのぎ切り、ノーサイドの笛を聞いた。

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2013年12月28日のニュース