大砂嵐 幕内相手に初白星も…協会から“2つ”の注意

[ 2013年11月17日 05:30 ]

寄り切りで時天空(左)を破る大砂嵐

大相撲九州場所7日目

(11月16日 福岡国際センター)
 アフリカ大陸初の力士で新入幕の大砂嵐が初めて幕内力士に勝利した。これまでの2勝はいずれも十両との対戦だったが、7日目にして前頭10枚目のベテラン時天空を冷静に寄り切り。星を3勝4敗にした一方で、相撲協会からは“2つ”の注意を受けることになった。

 1つ目は立ち合いについて。勝ちへの執念が強いあまり、待ちきれずに突っかけてしまう場面がこの日で今場所3度目となった。審判部が8日目の取組前に呼び出して本人に注意をすることが決定した。

 2つ目は相撲の所作。取組後に懸賞金を取る際の手刀の手順を間違っており、相撲教習所教官の関ノ戸親方(元小結・岩木山)から注意を受けた。外国出身最速の所要10場所で入幕したエジプト生まれの21歳は「きょうは間違った」と反省しきり。相撲は勝敗だけが全てではないことを思い知ったようだ。

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2013年11月17日のニュース