借金の担保にした?春日山親方が提訴 先代に名跡証書返還求める 

[ 2013年11月11日 19:33 ]

 大相撲の春日山親方(元幕内浜錦)は11日、先代親方の岩永祥紀氏(元幕内春日富士)が日本相撲協会を退職後も年寄名跡の証書を不当に所有しているとして、証書の引き渡しを求めて横浜地裁川崎支部に提訴した。

 春日山親方の代理人弁護士によると、訴状では岩永氏が証書を借金の担保として第三者に差し出した可能性にも触れた。相撲協会の規則を定めた寄付行為では、年寄名跡を第三者へ譲渡することや担保にすることを禁じている。

 同日、岩永氏が春日山親方を相手に、相撲部屋として貸している建物の賃料支払いと明け渡しを求めた訴訟の第1回口頭弁論も同支部で行われた。裁判官は和解勧告も示唆したが、岩永氏の代理人弁護士は報道陣に対し、双方の信頼関係が損なわれており「和解が可能とは申し上げられない」と話した。春日山親方側は欠席した。

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2013年11月11日のニュース