遼 1W乱れ18位終戦に肩落とす「リカバリーできなかった」

[ 2013年11月11日 06:00 ]

16番、ティーショットが大きく右へ曲がり声を上げる石川

男子ゴルフツアーHEIWA・PGM選手権最終日

(11月10日 茨城県稲敷郡 美浦ゴルフ倶楽部=6953ヤード、パー71)
 米ツアーから一時帰国して参戦中の石川遼(22=CASIO)は1Wが乱れ、2バーディー、5ボギーの74、通算2アンダーの282で18位に終わった。4打差の首位で出た呉阿順(28=中国)が75と崩れながらも通算11アンダーで逃げ切り、ツアー通算2勝目を挙げた。

 強風が吹いた最終日。74のスコアが書かれたカードを提出した石川は「風以前の問題。1Wが良くなかった。リカバリーもうまくできなかった」と肩を落とした。日本ツアー今季2戦目は首位と9打差の18位。不満の残る内容にプレー後は1Wの素振りを繰り返しスイングの修正に努めた。

 1番パー4。1Wでの第1打をラフに入れると、第2打はグリーン手前のバンカー。1メートルに寄せたが、ボギーを叩きチャージを期待した観客からため息が漏れた。1Wの平均飛距離は4日間で全体2位の295・5ヤードを記録。だがフェアウエーキープ率はこの日21・43%で最下位。「ショットがバラバラ」と嘆いた。

 「いい準備をしていきたい」。前年覇者として臨む14日開幕の三井住友VISA太平洋マスターズに照準。過去2勝の得意コースで米国仕込みの実力をアピールする。

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2013年11月11日のニュース