4連覇狙う内村 4班残し個人総合首位 白井は床運動トップ

[ 2013年10月1日 07:17 ]

男子予選 内村航平のあん馬

 体操の世界選手権第1日は9月30日、ベルギーのアントワープで男子予選3班までが行われ、個人総合で4連覇に挑む内村航平(コナミ)が3班で合計91・924点を出し、1日の最終4班を残してトップに立った。サミュエル・ミクラク(米国)が2・392点差で2位。

 内村は6種目全てで15点台と安定した演技を披露し、種目別の鉄棒では15・658点で首位、床運動では15・333点で2位につけた。個人総合は上位24人、種目別は上位各8人(いずれも各国・地域最大2人)が決勝に進出する。予選の得点は持ち越さない。

 1班で臨んだ17歳の白井健三(神奈川・岸根高)が16・233点の床運動で1位を守り、跳馬で4位。山室光史(コナミ)がつり輪で5位、亀山耕平(徳洲会)があん馬で6位となった。平行棒の田中和仁(徳洲会)と鉄棒の山室は敗退した。

 オーストラリア代表の塚原直也(朝日生命)は個人総合23位となり、決勝進出が厳しくなった。

 1日午前10時(日本時間午後5時)開始の4班に加藤凌平(順大)が登場する。

 ▼内村航平の話 決勝じゃないのが残念。気持ちも体の状態も朝から良く、うまくかみ合っていい演技になった。(決勝に向け)技術的に直すところはないので、体の調整だけしたい。

 ▼亀山耕平の話 日本男子の先陣を切って、まずまずの演技ができて良かった。決勝に進出できればDスコア(演技価値点)を上げて臨みたい。

 ▼山室光史の話 トップバッター(亀山)の追い風に乗って、伸び伸びと演技できた。(つり輪で)決勝に進出できたら、よりいい演技がしたい。

 ▼田中和仁の話 試合前の準備はやれることはやったが、散々な内容だった。しっかり左肩を治したい。(共同)

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