日馬富士　立ち合いで左へ動き罵声浴びるも気にせず

大相撲秋場所１０日目

（9月24日 両国国技館）
　魁聖に左上手投げで勝った日馬富士には、館内から罵声が浴びせられた。７日目の豊響戦と同様、立ち合いで左へ動いたためだが、勝ち越した本人は「体がよく反応している。自分の相撲に集中している」と、気にするそぶりはなかった。

　褒められた内容ではないが、トップの白鵬とは１差に縮まった。先場所までの３場所は不十分な成績が続いており、横綱として汚名を返上するチャンスが出てきた。終盤戦に向け「まあ、これからですよ」と口元を引き締めた。