世界大会8年ぶりメダルなし…男子、イラン武者修行へ

[ 2013年9月24日 06:00 ]

男子は金久保の3回戦進出が最高に

 ハンガリー・ブダペストで行われていたレスリングの世界選手権は22日に閉幕し、男子は最終日のグレコ3階級でも74キロ級の金久保武大(27=ALSOK)が3回戦に進んだのが最高で表彰台を逃し、五輪・世界選手権の世界大会では05年以来、8年ぶりにメダルなしに終わった。

 グレコの西口茂樹監督は「まだ日本選手は勝負にこだわり過ぎている。脇を締めて守らずに、もっと攻める姿勢が必要」と、審判が積極的に注意を与える新ルールに対応できていない選手が多い、との考えを示した。

 フリー監督を務めた日本協会の高田裕司専務理事は「米満ら(ロンドン)五輪のメダリストも出そろっていないのはあったが、メダルなしには責任を感じる」と話し、来年4月以降は、フリー強化委員長に若手指導者を起用し、自らは強化全体の統轄となることを明言。また、今後の強化策として来年2月に男子フリー、グレコ合同でイラン遠征を行うことも明らかにした。イランはフリー、グレコともに今大会も2階級ずつを制覇した強豪。同専務理事は「いつもなら北米遠征を行う時期だが強い国に胸を借りる経験が必要」と話した。

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2013年9月24日のニュース