東京招致、五輪存続、V14…吉田、3つの戦い制し「最高の年」

[ 2013年9月20日 08:35 ]

女子55キロ級で優勝し、笑顔で金メダルを手にする吉田沙保里

レスリング世界選手権第4日

(9月19日 ブダペスト・スポーツアリーナ)
 レスリング世界選手権第4日は19日、ブダペストで女子3階級が行われ、女子55キロ級の吉田沙保里(30)は全5試合を無失点で勝ち抜いて前人未到の大会11連覇と世界大会V14を達成した。

 吉田はソフィア・マットソン(スウェーデン)との決勝では序盤こそ慎重になって注意を受ける場面もあったが、その後は着実にポイントを重ねて完勝。それでも「テクニカルフォールをしたかったけど、最後は攻めきれなかった」と反省の言葉を口にした。

 今年は五輪の競技存続、2020年東京五輪招致活動など練習不足の懸念もあったが、大舞台で危なげない勝利。栄監督は「忙しい中、時間がある時は真剣に練習を積んでいた」とレスリングに対する姿勢を称賛し、女王は「東京五輪招致、レスリングの五輪存続、14連続世界一ができて最高の年になった」と満足げに振り返っていた。

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