吉田　無失点の圧勝！前人未到の世界大会Ｖ１４

世界選手権で１１連覇を果たした女子５５キロ級の吉田沙保里

レスリング世界選手権第４日

（9月19日 ブダペスト・スポーツアリーナ）
　女子５５キロ級の吉田沙保里（３０＝ＡＬＳＯＫ）は決勝でソフィア・マットソン（スウェーデン）と対戦、５―０で勝って五輪３連覇と合わせ前人未到の世界大会Ｖ１４を飾った。

　第１ピリオド２分過ぎにバックを取って２点先制して優位に試合を進め、第２ピリオド４０秒過ぎに１点を追加、１分４０秒過ぎにも再びバックを取り２点を加え、リードを広げ逃げ切った。全試合で無失点だった。

　吉田は２回戦で昨年の国別団体戦Ｗ杯で敗れたコブロワ（旧姓ジョロボワ、ロシア）にテクニカルフォールで勝つなど準決勝まで全てＴフォールで勝ち上がった。

　◆吉田　沙保里（よしだ・さおり）１９８２年（昭５７）１０月５日、三重県生まれの３０歳。全日本王者の父・栄勝さんの影響で３歳からレスリングを始め、ジュニア時代から全国タイトルを総なめ。９９、００年世界ジュニア連覇。久居高―中京女大（現至学館大）―ＡＬＳＯＫ。両親と兄２人。１メートル５６。血液型Ｏ。