新たに“階級闘争”も…福田会長、軽量級軽視に危機感

[ 2013年9月9日 06:00 ]

レスリング五輪存続決定

 日本レスリング界にとって、ここから新たな戦いも始まる。男女3スタイルとも6階級に変更される階級の区分けだ。世界選手権が行われるハンガリー・ブダペストで15日に行われるFILA理事会で話し合われる予定だが、福田会長は「具体的な案も出ているが日本が賛成できるものではない。理事会は“階級闘争”になるんじゃないか」と話す。

 小柄な選手が多い日本や中南米は軽量級の区分けに関心が高い。一方で欧州や北米は体格の大きな選手が多いため、重量級の細分化を希望する。福田会長は「変更案では男子の最軽量級が60キロ(現在は55キロ)からというのもある。女子も(最軽量が)48キロから上がるかもしれない」と軽量級の軽視に危機感を抱いている。ただし、55キロ級の吉田、63キロ級の伊調ともに現在の階級はオーバーウエートで、1階級下が適合すれば競技生活が延びる可能性もある。

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2013年9月9日のニュース