吉田、伊調の階級消滅も「問題ない」 レスリングの新区分判明

[ 2013年9月9日 22:00 ]

 レスリングの改革に伴う階級変更で、4階級から6階級に増える女子では五輪3連覇を果たした吉田沙保里の55キロ級と伊調馨(以上ALSOK)の63キロ級が消えていることが9日、分かった。東京開催が決まった2020年五輪の国際オリンピック委員会(IOC)実施競技報告書で、女子は48、52、56、61、66、72キロ級の6階級に区分された。

 IOCは、16年のリオデジャネイロ五輪で女子を現行の4階級から6階級に増やす。判明した新区分で、吉田は52キロ級、伊調は61キロ級となる見込み。2人とも「2、3キロならば下の階級に落とす。体も動きやすくなるので問題ない」としている。国際レスリング連盟は世界選手権(16~22日・ブダペスト)で、新階級案を議論する見込み。

 1階級ずつ減らして各6階級となる男子のフリースタイルは55、65、75、85、95、125キロ級、グレコローマンスタイルは57、67、77、87、97、130キロ級となる。日本が伝統的に強い軽量級で現行の60キロ級の選手に影響が大きくなる。日本協会の高田裕司専務理事は「日本に不利にならないように作戦を立てて主張していきたい」と話した。

続きを表示

2013年9月9日のニュース