外相、東京招致へ奔走 IOC委員に働き掛け

[ 2013年9月6日 07:38 ]

IOC委員への最後の訴えに奔走する岸田外相(左)

 岸田文雄外相は5日夕(日本時間6日朝)、2020年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会が開かれるアルゼンチン・ブエノスアイレスで東京招致実現へIOC委員への働き掛けを始めた。7日の総会に向け最後の訴えに奔走する。

 5日の面会を終えた岸田氏は「どの委員も大変好意的で、和やかな雰囲気でやりとりができた」と記者団に手応えを強調。同時に「はっきりしたもの(投票動向)をつかみきれるかどうか分からず、予断を許さない。最後まで努力を続けたい」と意気込みを示した。

 岸田氏は、委員が宿泊する市内のホテルに部屋を確保し、態度未定とみられる委員を中心に2日間で20~30人との接触を図る構え。面会相手の名前は「ライバル都市に手の内を見せることになる」(外相周辺)として明かさない。

 岸田氏は5日、20カ国・地域(G20)首脳会合が開かれたロシアから転戦する安倍晋三首相より一足早く現地入りした。(共同)

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2013年9月6日のニュース