白鵬号泣 自ら用意した“敢闘賞”のトロフィー贈る 元幕内龍皇が断髪式 

[ 2013年9月1日 19:18 ]

 大相撲名古屋場所を最後に引退した元幕内龍皇(30)=本名エレヘムーオチル・サンチルボルド、モンゴル出身、宮城野部屋=の断髪式が1日、東京・両国国技館で開かれ、同部屋の横綱白鵬や同郷の横綱日馬富士ら約200人がはさみを入れ、師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)が大銀杏を切り落とした。

 モンゴルの1年後輩の白鵬とは若いころから鍛え合った。白鵬がはさみを入れたときは2人とも号泣。龍皇は「横綱が(宮城野部屋に)入ってこなかったら、すぐに辞めていたと思う。自分を大きく変えてくれた」と感謝した。

 龍皇は2007年夏場所に新入幕で10勝しながら三賞を取れなかった。白鵬は自ら用意した“敢闘賞”のトロフィーを先輩に手渡し「龍皇関がいなかったら、今はこうしてしゃべっていない」と寂しそうだった。

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2013年9月1日のニュース