文科相、JOCに注意喚起 室伏当選無効で再発防止を促す

[ 2013年6月21日 11:14 ]

 下村博文文部科学相は21日の記者会見で、国際オリンピック委員会(IOC)選手委員選挙で陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)選手が当選無効とされた問題の責任を問われた日本オリンピック委員会(JOC)に対し「IOCのルールに従って今後は適切に対応することを期待したい」と注意喚起した。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日に公表した裁定理由で室伏選手を、過剰な選挙活動で違反を犯したJOCの「犠牲者だった」と指摘した。下村文科相は「室伏選手の名声と高潔さは守られた」として「CASの裁定が出た以上、JOCはこの判断に従って取り組むことが重要だ」と再発防止を促した。

続きを表示

2013年6月21日のニュース