朝寝坊したけど…浅地 “朝露効果”で松山と並走2位

[ 2013年6月21日 06:00 ]

1番、ティーショットを放つ浅地

日本ツアー選手権宍戸第1日

(6月20日 茨城県笠間市 宍戸ヒルズカントリークラブ西コース=7402ヤード、パー72)
 杉並学院高出身で石川遼の2年後輩の浅地洋佑(20=フリー)が“朝露効果”で67をマーク。首位と2打差の2位と好発進した。

 4番で5メートルを沈めてバーディーを先行させると、2アンダーで迎えた13番でも再び5メートルを決めるなどパットが好調。「宍戸で初日からノーボギーで回れたというのは凄い自信になります」と笑顔を見せた。

 霧雨の中、6組目の午前7時15分にスタート。露の残るグリーン上にはボールの転がった跡が残っており、浅地はそのラインを参考にパットを決めた。また、ミスパットがラインの読み違いでカップインする幸運もあった。ここ3試合で2度の予選落ち。クラブがしっくり来ず、初めてシードを獲得した昨年のモデルに戻すと「上り調子になってきた」と自信も取り戻した。

 朝寝坊の“ポカ”も乗り越えた。4時30分のアラームに気づかず、母親からの電話で目を覚ました。時計は既に5時を回っており、ベッドから飛び起きてコンビニへ直行。ラウンド中は、コンビニのおにぎりで乗り切り、プレー後は「腹へった~」と力ない声で食堂へ消えていった。

 「日本シリーズに出たいという気持ちがある」。目標は今季の優勝者ら成績上位の選手だけが出られる12月の最終戦。アマ時代に日本ジュニアや関東アマなどのタイトルを獲得してきた期待の若手。おなかいっぱいになるほどのバーディーを量産し初優勝を狙う。

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2013年6月21日のニュース