柔道関係者 国会に参考人で出席 一連の不祥事発覚後初

[ 2013年6月21日 06:00 ]

 柔道女子15選手による告発をサポートした山口香・日本オリンピック委員会理事(48)と、全日本柔道連盟(全柔連)元理事による柔道関係者へのセクハラ問題を訴えた溝口紀子氏(41)が20日、衆議院の青少年問題特別委員会に参考人として出席した。

 一連の不祥事発覚後、柔道関係者が国会で発言するのは両氏が初めて。体罰の問題などを説明しながら全柔連の組織としての問題などを指摘した。約3時間の委員会終了後、山口氏は25日の全柔連評議員会で理事解任の動議が提出される可能性があることについて「一人でも勇気ある人が声を上げれば、それに続く人が出てくると思う」と期待感を示した。

 なお、日本バレーボール協会が山口氏を理事に起用することが20日、複数の関係者の話で分かった。同協会で他競技の出身者や現役選手が理事になるのは異例で、21日の評議員会で決定する。

続きを表示

2013年6月21日のニュース