瀬戸 萩野に勝ってV!世界選手権へ弾み

[ 2013年5月26日 06:00 ]

男子400メートル個人メドレーで優勝し、表彰式で笑顔を見せる瀬戸大也。左は2位の萩野公介

ジャパン・オープン第2日

(5月25日 相模原市立総合水泳場)
 男子400メートル個人メドレーで瀬戸大也(19=JSS毛呂山)が4分10秒90で優勝し、世界選手権(7月、バルセロナ)へ弾みをつけた。同学年でロンドン五輪銅メダルの萩野公介(18=東洋大)は最後の自由形で猛追し、4分11秒23で2位に入った。同200メートル背泳ぎはロンドン五輪銀メダルの入江陵介(23=イトマン東進)が1分55秒39で制した。

 24日に19歳の誕生日を迎えた瀬戸が一度もトップを譲らなかった。苦手の背泳ぎでキックをセーブしトップを守り、最後は萩野の猛追を振り切った。「落ち着いたレースができた。ハナマルじゃないけど二重丸」。自己ベストの4分10秒10には及ばなかったが、今季世界3位の好記録だ。

 昨年12月の世界短水路選手権の同種目で優勝するなど実力は十分だが、長水路で後半に失速するのが課題だった。今春、早大に進学したことで、練習拠点が短水路から長水路に変わったことで環境が整った。0~25メートルと25~50メートルのラップタイムの差をコーチから言ってもらい、常に後半を意識。「ペースを刻めた」と早くも練習の成果が出た。

 6月は欧州GPに参加予定。「去年の短水路のW杯を転戦して強くなった。欧州GPでタイムを上げ、世界選手権に合わせていきたい」。4分10秒90はロンドン五輪5位相当。「メダルを獲るために日本新記録(4分7秒61)を視野に入れてやっていきたい」。萩野、山口との同学年トリオで、バルセロナで台風の目となる。

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2013年5月26日のニュース