上村会長の進退は議論せず 全柔連臨時理事会「質問も出なかった」

[ 2013年4月27日 16:09 ]

 助成金の不正受給問題など不祥事が続く全日本柔道連盟(全柔連)は27日、東京都文京区の講道館で臨時理事会を開いたが、6月以降の辞任を26日に示唆した上村春樹会長の進退問題について議論は行われなかった。

 出席者によると、上村会長は26日に助成金の問題を調査する第三者委員会から中間報告を受けたことや自身が記者会見を開いたことを報告しただけで、辞任については触れなかったという。佐藤宣践副会長は「会長から進退の話は出なかったし、そういう質問も出なかった」と話した。また第三者委の山内貴博委員長(弁護士)が出席し、各理事に中間報告の説明を行った。

 臨時理事会では代表選手選考の透明化や代表監督選考方法の明確化など、強化システムの改革案を協議した。

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2013年4月27日のニュース