室伏 CAS聴聞会に出席 IOC選手委当選無効で

[ 2013年4月10日 18:01 ]

 昨年のロンドン五輪で行われた国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員選挙で陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)の当選が無効とされた問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10日、スイスのローザンヌで非公開の聴聞会を開いた。会場のCAS本部に到着した室伏は「(主張する)詳しい内容は控えさせていただきますが、頑張ります」と話した。

 聴聞会には室伏と日本オリンピック委員会(JOC)関係者ら数人が、証拠資料などを持ち込んで出席した。

 室伏は当選に必要な票数を獲得したが、IOCは選挙規定違反があったとして室伏の候補者資格を取り消した。室伏とJOCはこの決定を不服として昨年9月にCASに提訴した。

 聴聞会は11日も開かれ、CASは5月中旬ごろに裁定を出すとみられる。

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2013年4月10日のニュース