北の湖理事長「足が上がらない」還暦土俵入りへ綱打ち

[ 2013年4月10日 06:00 ]

還暦土俵入りのため、た赤い綱をつけて土俵入りの所作を確かめる北の湖理事長

 6月9日に東京・両国国技館で行われる還暦土俵入りで、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が締める綱を作る「綱打ち式」が東京都江東区の北の湖部屋で行われた。還暦土俵入りは07年6月の武蔵川親方(当時、元横綱・三重ノ海)以来9人目で、理事長在任中では二子山理事長(元横綱・初代若乃花)以来4人目。

 稽古場に、出羽海一門や近隣の大嶽部屋から親方や力士ら約40人が集まり、紅白のねじり鉢巻きをして「ひい、ふの、み」と大きな声を掛け約4メートル、約10キロの綱を作り上げた。赤い綱を締めて雲龍型の所作を披露した北の湖理事長だか、四股ではふらつく場面も。「足が上がらないし、現役時代と違う。四股とそんきょが心配だから、少し膝を鍛えておかないといけない」と苦笑いを浮かべた。本番では太刀持ちが九重親方(元横綱・千代の富士)、露払いは貴乃花親方(元横綱、スポニチ本紙評論家)が務める。

続きを表示

この記事のフォト

2013年4月10日のニュース