ソチ五輪へ 高橋成美、新パートナーは木原龍一

[ 2013年1月30日 02:00 ]

 フィギュアスケート、ペアの高橋成美(21)=木下ク=が、2011年世界ジュニア選手権男子代表の木原龍一(20)=中京大=とのコンビでソチ冬季五輪を目指すことが29日、関係者の話で分かった。高橋はカナダ人のマービン・トランと組んで昨季世界選手権で銅メダルに輝いたが、昨年12月に方向性の違いを理由にコンビを解消、新パートナーを探していた。

 日本のペアは過去3大会の五輪に出場していないが、ソチで新たに実施される団体の戦力として注目される。ペア転向を決意した木原は愛知県出身で、身長174センチの大型スケーター。高橋、トラン組は国籍が違ったため五輪の出場資格を満たしていなかったが、木原であれば問題はない。

 高橋、木原組はペアとしての実績がなく、五輪の出場枠を懸けた3月の世界選手権に出場できない。9月の五輪最終予選での出場枠獲得も厳しいが、日本が団体に出場できた場合はその要員として認められる。

 ▽ソチ五輪フィギュアスケート団体 従来の個人種目が始まる前の大会序盤に10カ国・地域で争う。男子、女子、ペア、アイスダンスの各種目で1位に10点、2位に9点…10位に1点が与えられ、得点合計で順位を決める。最低3種目の出場が義務。個人の出場枠を獲得できなかった種目で団体要員を立てることができる。出場国・地域は3月の世界選手権、来季のグランプリ(GP)シリーズなどの結果で決まる。

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2013年1月30日のニュース