園田監督 事実関係大筋で認める「直すべきところは直したい」

[ 2013年1月30日 07:42 ]

ロンドン五輪で敗退した選手を見やる園田隆二監督
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 昨夏のロンドン五輪代表を含む国内女子柔道のトップ選手15人が、園田隆二代表監督(39)やコーチによる暴力やパワーハラスメントがあったと告発する文書を昨年末に日本オリンピック委員会(JOC)に提出していたことが29日、分かった。全日本柔道連盟(全柔連)は30日、園田監督を交えて今後の対応について協議する。

 関係者によると、選手たちは文書で五輪へ向けた強化合宿中の練習などでの平手や竹刀での殴打や暴言、ケガをしている選手への試合出場の強要などを訴えているという。全柔連の聞き取り調査の結果、園田監督ら当事者は事実関係を大筋で認めているという。スポニチ本紙の取材に対しては、園田監督は「具体的にどの指導についてかは分からないが、直すべきところは直していきたい」と話した。

 園田監督は現役時代は主に60キロ級で活躍。柳川高から明大に進み、1993年世界選手権(カナダ・ハミルトン)では20歳で世界王者となった。卒業後は警視庁に所属。引退後は全柔連の女子強化コーチを経て、08年11月に全日本女子の監督に就任した。妻はアテネ五輪女子78キロ級金メダルの阿武教子。

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