上村会長も留任明言「勝たせたい思いから」 調査次第で新たな処分も

[ 2013年1月30日 17:29 ]

会見の席につく全日本柔道連盟の上村会長

 全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長(61)が30日、東京都文京区の講道館で会見を行い、国内女子のトップ選手15人から暴力やパワーハラスメントがあったと告発され、戒告処分を受けた女子日本代表の園田隆二監督(39)について、今後も続投させることを明言した。

 暴力問題について謝罪し、「厳しい練習はやらないといけないが、暴力があってはいけない」と話した上村会長。「勝たせたいという思いから、ついついやってしまった」と、園田監督、コーチが深く反省していることを明らかにした。

 この日午前の会見で、全柔連の小野沢専務理事は同監督を留任させるとしていたが、上村会長も続投を明言。「今後はいかにコーチと選手の信頼関係を築くかが大事」と話したが、今後の調査次第では新たな処分を科す意向も示した。

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