全柔連 園田監督を戒告処分 暴力、パワハラ問題「ほぼ事実」

[ 2013年1月30日 11:26 ]

暴力、パワハラを告発された柔道女子の園田隆二監督

 全日本柔道連盟(全柔連)は30日、東京都文京区の講道館で会見を行い、国内女子のトップ選手15人から暴力やパワーハラスメントがあったと告発された女子日本代表の園田隆二監督(39)らを戒告処分にしたと発表した。

 会見には小野沢専務理事と村上事務局長が出席。「このようなことでお騒がせしたことをお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、「選手の訴えはほぼ事実であると判明した」と説明した。今月19日に同監督、コーチに処分を言い渡し、「二度ともしこういうことがあった場合は厳正に対処すると話した」。現時点で同監督を交代させる考えはないという。

 昨夏のロンドン五輪の柔道に出場した日本代表を含む女子選手15人が、五輪に向けた強化合宿などで園田監督やコーチによる暴力やパワーハラスメントがあったと告発する文書を連名で昨年末に日本オリンピック委員会に提出したことが29日に判明。文書では、練習での平手や竹刀での殴打や暴言、ケガをしている選手への試合出場の強要などがあったと訴えているという。

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