ウッズ 75勝目見えた!残り11ホールで2位に6打差

[ 2013年1月29日 06:00 ]

最終ラウンド、4番でチップインバーディーを奪い喜ぶタイガー・ウッズ

USPGAツアー ファーマーズ・インシュランス・オープン第4日

(1月27日 米カリフォルニア州サンディエゴ トーリーパインズゴルフコース南コース=7698ヤード、パー72)
 霧のため順延された第3ラウンドを69で回った首位のタイガー・ウッズ(37=米国)が最終ラウンドの7番までにさらにスコアを3つ伸ばし、通算17アンダーで後続との差を広げた。昨年優勝のブラント・スネデカー(32=米国)ら2人が通算11アンダーで追う。最終ラウンドは日没によるサスペンデッドとなり、残りを28日に消化する。

 ウッズには100ヤード先のグリーンのラインが見えているようだった。第3ラウンドの2番。第2打をピン左奥5メートルに落とし、バックスピンと傾斜を使ってピン横20センチにつけた。3番パー3でもベタピンの連続バーディー。今季米ツアー初戦でショートアイアンの仕上がりの良さを印象付けた。

 「特にオフの間にショートアイアンを磨いたわけではない。いつも同じことに取り組んでいる」。当然のように言い放った37歳。ラウンド中も厳しい表情で戦うが、この日は笑みがこぼれるシーンがあった。私財を投じた教育施設「タイガー・ウッズ・ラーニングセンター」の子供たちが来場。同6番で約30人から「タイガー」と呼ばれると、白い歯を見せて手を振って応えた。その声援で勢いはさらに加速した。

 69を出して午後の最終ラウンドも7番までに3つ伸ばした。「長い一日だったが、良いプレーができた。リードをつくれて満足している」。第3ラウンドを終えて首位に立った米ツアーの試合は49勝4敗というデータに加えこの大会は過去6勝を誇る。残り11ホールで2位に6打差。通算75勝目は疑いようがない。

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2013年1月29日のニュース