白鵬&日馬が有望株へ愛のムチ 稽古相手買って出た

[ 2012年10月24日 06:00 ]

巡業勧進元と記念撮影する白鵬(右)と日馬富士

 大相撲の秋巡業が23日、香川・小豆島で行われ、白鵬(27=宮城野部屋)と日馬富士(28=伊勢ケ浜部屋)の両横綱は平幕有望株に稽古をつけ、一層の精進を促した。

 日馬富士は「立ち合いがいい」と評価する豊響を指名。がっちり受け止めて右喉輪、右下手投げで逆襲。「もっと来い」とゲキを飛ばしながら9勝1敗と圧倒した。白鵬は高安に6戦全勝。最初の一番の右かち上げで鼻血を出させた相手にも“愛のムチ”を入れ続け、最後はぶつかり稽古で鍛えた。

 看板力士の両横綱は上位陣を脅かす新勢力が台頭して土俵が充実することを願う。日馬富士は「自分も一生懸命に稽古した。力は神様からの借り物で使わないのはもったいない」、白鵬は「横綱、大関という地位は力士にとっての夢ですから。若い力士も頑張ってます」と奮起を期待していた。

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2012年10月24日のニュース