王さん「後進の指導育成を」Qちゃん「前人未到の大記録」

[ 2012年10月24日 06:00 ]

吉田沙保里 国民栄誉賞受賞会見

 国民栄誉賞を過去の受賞した“先輩”たちも吉田を称えた。

 ▼王貞治氏(プロ野球ソフトバンク会長、77年受賞)13連覇は歴史に残る大記録であり、それだけの長きにわたって勝ち続けることは、並大抵なことではありません。これからも個人記録を伸ばすことは当然のこととして、後進の指導育成にも力を尽くし、日本のお家芸である女子レスリング界をけん引していってほしい。

 ▼山下泰裕氏(全日本柔道連盟理事、84年受賞)世界で13連覇は精神的に凄くたくましく、凄く前向きだということ。賞にふさわしい。今後これだけの記録をつくる選手は現れないし、まだまだ伸ばしてほしい。これからもっと吉田沙保里らしく輝いてほしい。

 ▼九重親方(元横綱・千代の富士、89年受賞)誰もできなかったことを成し遂げたのだから、大変に価値ある受賞だ。私と同じで現役中の受賞は物凄く励みになる。4年後の五輪は遠いが、これからさらに受賞に恥じない頑張りをしようと思うだろう。

 ▼高橋尚子さん(00年シドニー五輪女子マラソン金メダリスト、同年受賞)五輪3連覇、世界選手権10連覇という活躍は、日本中に深い感動と勇気を届けてくれた。並大抵の努力では成し遂げられない、世界に誇る前人未到の大記録だ。

続きを表示

2012年10月24日のニュース