サントリー開幕勝利 後半目覚めた4トライ

[ 2012年9月1日 06:00 ]

前半、突進するサントリーの真壁

トップリーグ サントリー39-15NEC

(8月31日 秩父宮)
 開幕戦のサントリー―NECの1試合を行い、昨季のトップリーグ、日本選手権の2冠を達成したサントリーが、11―10で折り返した後半に突き放し、39―15でNECを破った。10年目を迎えたトップリーグは来季から16チームによる2プール2ステージ制に移行するため、14チーム総当たりの現行方式では最後のシーズンとなる。

 昨季2冠のサントリーが開幕に合わせてきた。前半はNECの厳しい防御で1点差だったが、ゲイン突破が増えた後半の4トライで快勝。今季就任した大久保監督は「最初の20分で体力、精神面で先制パンチを打てた」ことが後半につながったと振り返った。日本代表監督に就任したジョーンズ・前ヘッドコーチが退団。プレシーズンはNECに2連敗するなど、結果が出なかった。それでも、前半5分に今季初トライで幸先のいい主将初試合を飾った真壁新主将は「不安はなかった」と全員が開幕に気持ちを合わせてきたと強調。名将が抜けても、後半に突き放す粘りと隙のなさは選手に染みついている。

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2012年9月1日のニュース