秘密兵器マシンに手応え 卓球水谷ら五輪代表合宿

[ 2012年6月1日 17:32 ]

 卓球男子のロンドン五輪代表が1日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で秘密兵器のマシンを導入した合宿を報道陣に公開し、水谷隼(スヴェンソン)は「あのマシンで返球できれば中国選手のボールも返球できる。実戦との違いはあるが、練習に取り入れたい」と手応えを語った。

 初披露されたマシンは、五輪で卓球初のメダル獲得に向けて国のマルチサポート事業で開発された。さまざまな変化のボールを送球でき、中国などのトップ選手が多用する、バックハンドでこすり上げて鋭く曲げる攻撃的レシーブ「チキータ」対策になる。2008年から取り組み、3台で約1千万円の費用がかかったという。

 自らもチキータを武器とする丹羽孝希(青森山田高)は「すごい練習になる」と喜んだ。水谷と同じく2大会連続代表の岸川聖也(スヴェンソン)は「慣れておけばびっくりすることはなくなる。(前回の北京五輪団体で5位だった)五輪の借りは五輪でしか返せない。メダルを取りたい」と意気込んだ。

続きを表示

2012年6月1日のニュース