A・マリー驚異の精神力!故障乗り越え逆転勝ち

[ 2012年6月1日 06:00 ]

全仏オープンテニス第5日

(5月31日 ローランギャロス)
 男子シングルス2回戦で第4シードのアンディ・マリー(25=英国)が故障を乗り越えて世界ランキング48位のヤルコ・ニエミネン(30=フィンランド)に1―6、6―4、6―1、6―2で逆転勝ちした。オープン化(プロ解禁)以降単独最多7度目の優勝を目指すラファエル・ナダル(25=スペイン)も順当勝ちした。

 A・マリーが驚異の精神力で逆転勝ちした。第1セット、0―3で迎えた第4ゲームに異変が発生。急に左足に手を当て顔をしかめた。体に力が入らずふらふらになりながらサーブを打ち、リタイアする雰囲気が流れた。第1セットで腰の治療を3度も受けてコートに立ち続け、第2セットを何とか奪取。棒立ちになりながら深いショットでニエミネンを寄せ付けなかった。長い治療を受けて会見に臨み「当日の朝に異変が起きた。途中でやめたくなかったから、歯を食いしばって頑張った」と話した。

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2012年6月1日のニュース