イケシオの五輪出場確実に 潮田「あの舞台に立てること誇りに思う」

[ 2012年4月26日 18:59 ]

混合ダブルス2回戦を突破し、抱き合って喜ぶ池田(左)と潮田

 バドミントンのロンドン五輪出場枠が決まる5月3日付世界ランキングで最後の対象大会となるインド・オープンは26日、ニューデリーで各種目の2回戦を行い、混合ダブルスの池田信太郎、潮田玲子組(日本ユニシス)がインドネシアのペアを2―0で下して8強入りし、ともに2大会連続の五輪出場を確実にした。

 女子シングルスの佐藤冴香(日体大)と男子ダブルスの佐藤翔治、川前直樹組(NTT東日本)も五輪出場が確実になった。

 混合ダブルスの日本の出場枠は一つ。池田、潮田組は世界ランクで、8強に入った佐藤、松尾静香(パナソニック)組に逆転されなくなった。

 女子シングルスの後藤愛(NTT東日本)と男子ダブルスの早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)は敗退して出場枠を逃した。両種目の日本の出場枠も一つで、1年間の世界ランクで佐藤と、佐藤、川前組が日本勢最上位となった。日本協会は出場枠を獲得した選手を五輪代表に決める。

 女子ダブルスは末綱聡子、前田美順組(ルネサス)が8強入りし、五輪出場に望みをつないだ。五輪出場が確実な藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)と、高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)も準々決勝に進んだ。

 ▼池田信太郎の話 よくここまで来られたな、というのが正直な気持ち。本当に長かった。混合(ダブルス)に真剣に取り組むと見えてくるものも違ったし、簡単じゃないことがたくさんあった。

 ▼潮田玲子の話 いつもと違う緊張感がある中でも、最後まで集中を切らさずプレーできた。(五輪出場枠争いの1年は)いいことの方が少なかった。また、あの舞台に立てることを誇りに思う。

 ▼後藤愛の話 五輪には出られないが、昔の実績を考えればこの争いができただけでも信じられないこと。うれしいし、誇りに思う。

 ▼早川賢一の話 守備に回って打ちきられる場面が多かった。(五輪出場を逃し)率直に悔しい。この思いを次にどうつなげるかが大事。

 ▼遠藤大由の話 自分たちの得意なプレーができないときに、点が取れない。そこが弱みなので、今後直していきたい。

 ▼松友美佐紀の話 以前対戦した時は何もできないままやられた印象だったが、きょうはシャトルもよく見えた。自分たちのスピードも上がっていると実感した。

 ▼高橋礼華の話 相手をしっかり研究して、思い通りにプレーできた。攻められる場面もあったが、自分たちのスタイルを貫けた。

 ▼藤井瑞希の話 相手の出来も悪かったので、ラッキーな部分もあった。きのう(1回戦)が悪かったので、お互いにしっかり反省できた。

 ▼垣岩令佳の話 相手が良くなかった。1回戦は自分たちが駄目だったので、気持ちを入れ替えて臨んだ。1回戦よりは良かった。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2012年4月26日のニュース