日本女子ホッケー7発快勝!3大会連続五輪へ好発進

[ 2012年4月26日 06:00 ]

<日本・オーストリア>前半、攻め込む山本(中央)

ホッケーロンドン五輪世界最終予選第1日 1次L 日本7-0オーストラリア

(4月25日 岐阜県グリーンスタジアム)
 女子の日本は1次リーグ初戦でオーストリアに7―0で快勝し、3大会連続の五輪出場へ好スタートを切った。このグループでは最上位の世界ランキング9位の日本は前半6分に山本由佳里(30=ソニー)のゴールで先制すると、前半だけで4得点。後半も加点し、同29位の相手を突き放した。今大会は6チームが総当たりの1次リーグを行い、上位2チームによる決勝の勝者が五輪出場権を獲得する。26日は男子がチェコとの初戦を迎える。

 赤いユニホームの「さくらジャパン」が小気味よくボールをつなぎ、次々とネットを揺らした。世界ランク29位と最も格下のオーストリアが相手とはいえ、7点を挙げるゴールラッシュは上々のスタートだ。

 ペナルティーコーナーから奪ったのは前半の1点だけ。あとは相手を崩し、流れの中での得点だった。前半6分の先制ゴールが象徴的。左サイドからのセンタリングを中央で大塚が合わせ、こぼれ球を逆サイドの2列目から走り込んだ山本が押し込んだ。「サイドから攻めて、中へ飛び込む」(安田監督)という戦術を徹底した結果だ。3大会連続の五輪切符へ大勝発進も、山本主将は「もっと決められるチャンスはあった。確実に決めていけるように修正したい」と手綱を締める。あす27日は世界23位・マレーシア戦。花見シーズンは終わったものの「さくらジャパン」の見頃は、これからだ。

 ▽ホッケーのロンドン五輪への道 男女とも五輪には12カ国が出場。既に11カ国は決定しており、今大会で最後の1枠を争う。女子は日本、オーストリア、マレーシア、チリ、アゼルバイジャン、ベラルーシの6カ国総当たりで1次リーグを実施。上位2カ国が5月5日の決勝で対戦し、勝った国が出場権を獲得する。

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2012年4月26日のニュース