横審 鶴竜を高評価も大関の多さには苦言「横綱が出てこない」

[ 2012年3月26日 19:52 ]

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は26日、東京・両国国技館で定例の会合を開き、春場所で13勝を挙げて大関昇進が事実上決まった関脇鶴竜を高く評価した。

 鶴田卓彦委員長は「鶴竜が大関に入って頑張れば(横綱昇進の)チャンスはある。大関の中でもトップになれる」と今後に期待した。史上初の6大関となることには「弱い大関が多い。大関ばかりがごろごろいて、横綱が出てこない」と苦言を呈した。

 横綱昇進に挑みながら10勝5敗で終わった大関把瑠都の綱とりについて、鶴田委員長は振り出しに戻ったとの見解を示した。22度目の優勝を果たした横綱白鵬には「星を見る限り、ピークは過ぎた」と厳しい評価を与えた。

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2012年3月26日のニュース